乳がん ついに手術
同室で泊まってくれていた夫と
朝早く来てくれた娘は
たわいもない話で私の緊張をほぐしてくれます。
「ではそろそろいきましょうか」
看護師さんに促されて、
フーッと大きく深呼吸。
緊張してる。
ついに私の体の中から
がんがなくなるんだ、治るんだ!
という安心感と
リンパ節に転移していたらどうしよう。
予期せぬ事が起こったらどうしよう
という不安感。
ベッドで手術室に行くのかと思いきや、
自分で歩いていくとは。
まぁ、そうだよね、元気だし、歩けるからね。
つないでくれた娘の手が温かい。
ゆっくり後ろを歩いている夫の存在も温かい。
宇宙船の様なシルバーの厚い扉の前で
二人とギュッとハグして
手術室に入っていきました。