ちょっと歩いてみようかな

乳がん、パーキンソン病と毎日と。

乳がん 誰に伝える?どうやって伝える?

 

コロナで世の中が落ち着かない毎日の中、

自分の病気を振り返るエネルギーがなくて

すっかり間があいてしまいました。

 

乳がんの告知をされた後、

治療方針や手術の予定などが決まっていく中で

 

誰に伝えるべきか

 

どうやって伝えるべきか

 

考えました。

 

身内である子供たち、母親、友達…

頭に浮かぶものの、

伝える事により、ショックを受けてしまうのが申し訳なくて、なかなか踏み切れませんでした。

 

とりわけ、高齢の母はきっと、自分のこと以上に悲しみ、取り乱してしまうのではと

なかなか伝えることが憚られました。

自分自身が乳がんのことをよく理解し、セカンドオピニオンにもいって、オペ日も決まり、日にちが近づいてから

「実はね…」

と伝えると、

案の定、表情が変わり何ともいえないショックを浮かべました。

病人である私が必死に励ますことになってしまい…

「大丈夫、取れば治る、心配ない」と。

 

東京の大学に通う娘には

帰省の時に、カフェでお茶しながら

「実はね…」

と伝えると

「そうなのね、大丈夫、治るよ!」

と拍子抜けなくらい、軽く明るく受け止めてました。

彼女なりの気遣いだとすぐわかりました。

そのあと、お店を出てから、娘の生あくびの回数が半端なくて、状況を飲み込む為に

必死で体を調整してるんだなとわかりました。

追い込まれたり、極度の緊張の時、

彼女は生あくびを連発するんです。

この子の気遣いに応える為にもしっかり病気を治そうと思いました。

 

長男はアメリカ留学中だったので、直接伝えられないのでラインで

「話したいことあるから電話して」とメッセージを送りました。

いつもなら、反応が遅いのにその時はすぐに電話があり、

「どうした?」

と聞いてきたので

「実はね…」

と伝えると

「ステージは?」

と具体的なことを聞いてきました。

現実的だな。

詳しい説明をすると、しっかり治療して、と

電話を切りました。

 

身内への報告は終了。

悩んだのは、友達に伝えるかどうかというということ。

 

伝えることにより、私のことをよく知らない人に更に伝わったり、誇張されて伝わってしまったり、間違って伝えられたりして、回り回って

私に友達でもない人から、「大丈夫?」といわれるのは避けたいと思って、

それとなんか哀れんでほしくなくて

伝えるのは辞めました。

元気になってから、タイミングがあれば伝えでも遅くないかなぁって。

ただのカッコつけ⁈なのかもしれないけど😅

 

近くに住んでいなくてコミュニティが違う友達(昔の仕事の同期や海外にいる友達など)や仕事関係の一部伝えたものの、ほとんど言わず

できるだけ心穏やかに病気と闘おうと決めました。

愚痴や泣き言や悩みは夫がすべて引き受けてくれているので、助かりました。