ちょっと歩いてみようかな

乳がん、パーキンソン病と毎日と。

緩和ケア受診日でした

乳がんオペ→放射線治療のあと、

ホルモン剤治療のお薬が合わず、

精神的にも不安定で、

なんかふわふわ調子が悪く

緩和ケアの先生に受診する事になった。 

(前にブログに書いたとおもう)

 

今思えば、

乳がんのこと、PDの初期の症状とかも相まって

心身ともにかなりバランス崩壊してたのね。。

 

乳がんから3年以上すぎ、

今も2か月に一度、緩和ケアを受診してる。

「どうですか」

から始まる診察。

当初はガンになった悲しさやつらさを話したり、私の性質というか、どんな人間なのか、生育歴(どんな子供だったか、親との関係とか)も話したりした。

 

目下の受診の際の内容は

がんのことから、PDのことに。

普段、心に澱のようにたまったことを

すべて吐き出す。

良い考え方ができているときは、

そのことも話す。

辛い時や悪い考えが浮かぶこと、

将来が不安なことも話す。

 

前のブログに書いた、ちょうど落ち込んで元気がない訳を話した。

人に憐れまれたくない、

PDを知られることにより、どう思われるか、

進行により夫や子供に迷惑がかかる将来のことなどなど。。

話してると大粒の涙がポロリと落ちるけど、

心の中をすべて伝える。

さらけだす。

 

『病気になってしまったのは、ご自身のせいでもないし、誰のせいでもないですよ。

「自分らしく」

過ごすことに少し目を向けてみるのも大事ですよ。

それは、いつも明るく楽しみを享受して生活していくというわけではないのです。

辛いとき落ち込む自分や、ネガティブな考えになってしまう自分も、そんな自分として受け止めてみたらどうでしょう。

 

それから、いつも心が乱れてしまい、悲しくなり、気にして落ち込む内容は

「自分以外」。

人にどう思われるか、

家族に申し訳ない、

などなど。

 

病気になって一番辛く悲しいのは自分なのに、

周りの人ばかり、気遣いすぎていますね。

自分を労わること。今日も一日頑張った自分を褒めてみる。

 

先のことばかり考えて不安で苦しむより

「今」にフォーカスをあててみる。』

 

そう穏やかに話された。

 

症状や進行に怯え過ぎて、考えすぎ、悩みすぎて、日々の暮らしの中で見過ごしている事がたくさんあるような気がした。

 

帰り際に

たくさんの様々な動詞が羅列した

プリントをもらった。

「ご自身に当てはまる動詞はありますか?」と聞かれた。

100もある動詞をみてると、わたしを表す動詞が浮きあがってきた。

 

そうだ、私ってこんな人だと、忘れていた元々の自分を思い出して我に返った。

 

わたしの選んだ動詞は

気遣う 仕える 関わる 

与える 知る 支える

愛する。

 

 

30分の診察時間だけど、心の荷物をおろせたような、軽くなった気がする。

 

とはいえ

またすぐ、不安になったり、ネガティブになったりするだろう。

 

でもいい。

そんなわたしも

わたしだから。

 

引き続き、緩和ケアで一瞬でも心のリセットをできたらいいな、と思う。