ちょっと歩いてみようかな

乳がん、パーキンソン病と毎日と。

セカンドオピニオンが受けたい! 

 

受診する際、私は必ず専用のノートに

前回からの様子、

薬を飲んで飲んでどうだったか、

質問事項を

箇条書きにしていく。

 

夫や娘が同席してくれるときは、

書記になってもらい、

聞き漏らさないよう、書き記してもらう。

 

今の総合病院の若くて可愛い主治医の先生は

質問しても、どうもしっくりこない。

 

まぁ、私の聞きたいことが細かすぎるのか、

ただ単に相性の問題なのか。。

 

という訳で

セカンドオピニオン受けたい!」

と強い想いが目覚めた。

それまでは、パーキンソン病を認めたくない気持ちや、考えたり、向き合ったりすることさえ

頭の中で拒否してたけど、

これではダメだ、セカンドオピニオンを受けて向き合ってみるか、と思いたった…

 

だけど、当てはない。

 

乳がんの時もセカンドオピニオンを受けたけれど、あのときはたまたま乳がん治療で有名な病院の乳腺外科センター長の先生を知ることになり、セカンドオピニオンを受けて、結果的に私は背中を押してもらい、治療法の選択をすることができたのだった。(私にとって素晴らしい出会いだった)

 

さてと。

当てといえば、スマホの検索機能のみ。

以前、パーキンソン病の研究、治療に力を入れている大学病院のページを興味深く読んでいて、今一度、じっくり読んでみる。

 

『特に神経難病は脳という一つの臓器だけにとらわれ、単に検査データを読み解いていく力だけで克服できるものではありません。たとえ優れた技術、能力があったとしても、患者さんの立場に立ち、その話を真摯に聞き取ろうとしない限り、私たちは神経難病に向き合う機会すら患者さんから与えられないのではないでしょうか。

「患者さんの立場に立った医療」

と言うのはたやすいですが、実際には患者さんの生活や心まで知ろうと努力する、または理解しようと行動を起こさない限り、その視点には立てません。』

 

「この先生に診てもらう!」

と、直感で勝手に決めた。

 

(とはいえ、

セカンドオピニオンを受けてらっしゃるかもわからなかったのに、心が勝手に決まった)

 

まず行動する前に夫に相談…

というより宣言。

 

「私、セカンドオピニオンが受けたい!

○○○大学病院の○○先生に決めた!」

と、高らかに言った。

夫は

「おー、セカンドオピニオンを受けたい気持ちになったんだね。いいね〜、もちろん、いいよ、一緒に行こう」と二つ返事で賛成してくれた。

(本当にいつも私の考えや気持ちを尊重してくれて感謝してる)

 

すぐに、大学病院に電話してその先生のセカンドオピニオンが受けたい旨を伝える。

 

ごく限られた日にセカンドオピニオン外来をしてらっしゃることはラッキーだったけど、生憎、その先生のセカンドオピニオンを受けることができるのは、約半年後。。

勢いよく電話して、すぐにでも東京に行くつもり満々だったけど、そうは思い通りにいかない。

 

よし、ここは焦らず、半年でも待とう。

 

こちらの検査データや画像、主治医からのお手紙など一式揃えて、申し込みをしてから予約確定となる。

早速、主治医にセカンドオピニオンを受けたいから、書類のご用意をお願いしてみる。

この先生に今後もお世話になるかもしれないのに、セカンドオピニオン受けたい、なんていうと気を悪くされるかな、と言い出すのに躊躇していたけど、

「家族がどうしてもセカンドオピニオンを受けてほしいというので💦」

と家族のせいにして😅、お願いしてみた。

 

私の心配をよそに

「いいですよ」と快く言ってくださり、ホッとした。すごく気を遣ってしまってたから。

 

「書類ができたら、連絡します」

と言われてから、待てど暮らせどご連絡がなく。目処と言われていた2週間すぎても、3週間すぎても、一向に連絡なし。

何度かこちらからも問い合わせたけれど、

「先生からのお手紙がまだで。忙しいんだと思います」

とのこと。

ふむ。

忙しかったら仕方ないね。

それからまた日が過ぎていく。

早く申し込みしないと、どんどんセカンドオピニオンの日程も後になっていくわけで、

そろそろイライラしてきた1か月過ぎ。

 

「やっぱり、先生、気を悪くしていて書くのが後回しになってるな」

という気持ちにまでなってきた。

 

スタッフの方にやんわり聞いてみた。

私「書くのがめんどくさいのでしょうか」

スタッフ「そんなことはないと思いますが(焦)」

 

その後スタッフの方がプッシュしてくださったのか、ようやく、ようやく書類がそろった。

(しかし、遅かったな)

 

すぐに、セカンドオピニオンの大学病院に送って、予約を取る。

 

「半年でも待ちます。

でも、もし、万が一、突然のキャンセルがでたら、すぐ行きますので、お電話いただきたいです^_^期待せずに待ってますので」

軽く伝えてみる。

 

半年後ね。

長く付き合う病気なんだから、

今焦っても変わらない。

それまでに、症状の記録や質問事項を書き溜めよう!

といつになくポジティブ☺️で、

柄にもないなと自分でも少しおかしくなる。

 

直感で「この先生に診てもらう」

と決めたことが実現するんだもん、

嬉しくなってきて、

同時に

ホッとした。

期待感も高まっている。

 

つづく