ちょっと歩いてみようかな

乳がん、パーキンソン病と毎日と。

セカンドオピニオンへ②〜息子からの返事〜

 

予定より早いセカンドオピニオンが受けられることになった日、

一緒に来てくれた家族に囲まれた時のことを思い出し、病気を告げた時のことが蘇った。

 

夫から子供たちへのメッセージを受けて、

息子はこんな返事を送ったと後で知った。

 

「今日その話を聞いた時はショックでどう反応すればいいかもわからず、お母さんにドライな反応をしてしまった。正直僕には実感が湧かず、どう捉えればいいかもわからないよ。

いつも嫌なこと、大変なことがあるたびに

things happen for reasons

だと自分に言い聞かせているけど、

これに関してはそんな理由は僕にはあるかわからず、見出せるかもわからない。

僕が心配ばかりかけるダメな息子だったのがいけなかったではと自分を責める気持ちにもなっている。

これから長い道のり、戦いになると思うけど、僕も出来る限りのことをするけど、お母さんをそばで支えてくれるお父さんに1番負担がかかるだろうと思います。なんとかお母さんをよろしくたのみます。
僕が今できることは、立派になり成功して

安心してもらうことだと思う。

いつもありがとう。頼りにしてます。」

 

高校生から自分の意思でアメリカに行き、

大学も含め8年間も1人で頑張ってきた息子。

楽な子育てではなくて、よくぶつかり合ったし、頭を抱え悩んだこともあった。

留学中は年に一度会うか会わないかくらいで、

メールをしても返事も遅く、素っ気なかったし、何考えてるんだろうと思う事もあった。

 

この息子のメッセージを読んで、涙がこぼれた。

 

私が病気になってしまったことを、

自分のせいじゃないかと思って自分を責めさせてしまってることに申し訳なかった。

あまり、ゆっくり話す事が少なかったけど、彼なりに母親を心配してくれている。心の中を垣間見れた気がして、胸がギュッと締め付けられた。

 

things happen for reasons

 

ものごとは、理由があって起こる

因果応報。

 

そう繰り返し、1人で乗り越えてきたんだな。

 

しかし、世の中にはそうではない事もあるんだと彼が知ることになった母親の病気。

 

誰のせいでもなく、

何の理由もなく、

起こってしまうこともある。

 

Things can happen for no reason

 

でも、

 

God only gives us trials which we can overcome.

 

乗り越えられない試練はない!

 

そう家族みんなで思えるように、

できるだけ前向きな姿でいたいと思う。

(たまに凹むことは、あるけど!)

 

家族それぞれが

それぞれの役割て支えてくれている。

 

改めて本当にありがたいと思う。

 

つづく

次こそ、「セカンドオピニオンの様子」!