乳がん セカンドオピニオン
待ちに待ったセカンドオピニオン。
診察室に入った私を先生の優しい笑顔が待っていました。
「先生、私、とても悩んでいます。
全摘のつもりでいたのですが、手術まで3カ月以上待つことが、気になって。」
お渡しした私の状況を見て先生は
「温存でいいわよ〜、
あなたの場合、温存で大丈夫よ」
先生のこの一言で私は涙がどっと溢れてきました。
ずっと悩んで決めかねていたことの
答えを教えてもらえたような、
そっと背中を押してもらえたような、
すっっとこころが楽になり
そして 乳がんになって初めて
乳がんに向き合えた
そんな気持ちになり、
力が湧いてきました。
先生はしっかりと時間をとってくださり、
温存と決めた私の質問を丁寧に明るく答えて頂き、
帰り際には
「大丈夫。
乗り越えて自分らしく生きていってね」
とハグして背中をさすってくださいました。
手の温かさを今でも私は忘れられません。
主治医の先生に温存手術でお願いしますと
伝えて、約二週間後に決まりました。
入院に備えての準備を始めました。